進化論
【引用】
「私は、生物のさまざまな種は地球上というこの条件下でどのように生活するのがもっともよいかについてのそれぞれの種の見解の相違を表していると思う。」
「進化は、いかに生きるべきかの問題に関して、ある生物種のある集団が一致して見解を変えたときに起こるのであって、偶然的ないくつかの突然変異の中で生存に最適な形態が残るのではない。」
「定向進化の事実は、進化が何よりもまず決断の問題であることを証明する。」
(ものぐさ精神分析,擬人論の復権、p167.8,9)
【解説】
進化は擬人論を持って説明、理解すべきだという立場から、擬人論的進化論を展開している。ここら辺が、現代科学ともっとも対立する考え方であろう。科学的見地から見ると、「おとぎ話」または「ニセ科学」とうつるであろう。ただ、今の進化論は、進化の際の生物自体の主体性を無視しているのは事実で、進化に、生物自体の主体性(こう進化したい)の関与を完全に否定できるであろうか?はたして、岸田進化論は、トンデモ進化論か?それとも、新たな進化論なのか?