書評

本書は、岸田秀の唯幻史観によって、日米関係史を説き明かしたものである。 唯幻史観とは、歴史や世界を病的な現象と捉える見方である。本書の中で、問いかけられる中心的な問いは、なぜ、日本はあのような無謀な戦争に突入していったのかということである。…